会長ブログ
2007年05月02日
胸打たれる実話
宗像市鐘崎にて
毎度のご乗車大変ありがとうございます。
拳銃による悲惨な事件が続発している。どんな道具も持つ人の心で良くも悪くもなる。同じ長崎でこんなことがあった。終戦後間もない昭和22年、長崎自動車(株)の車掌 鬼塚道夫さん(21歳男性)は自分の命を捨てて乗客三十数人の命を救ったという。上り坂の途中で突然ブレーキがきかなくなり、暴走して下りだした37 人乗りの木炭バスを、自分自身が車止めとなって停止させられた。断崖の4~5メートル手前で大惨事は危機一髪食い止められた。
打坂と言うバス停に小さな記念碑とお地蔵様が祀ってあり、今日まで毎年その供養がなされていると聞く。
旅客運送業者の鏡であり、胸打たれる実話である。
社員と一緒に花を手向け、その使命感を称えたいと思う。
皆さんお元気で・・・
平成19年5月2日
みなとタクシー株式会社
代表取締役社長 古野 浩